MADDERLAKEブライダルの花  at  『バロン』
 

  
新婦のお好きな色−ローズピンクがテーマカラーのブライダルの
ご相談をいただきました。

お打ち合わせに伺った現地で、花嫁のご希望と それを可能な
限り実現出来るように・・・との新郎のお気持ちをうかがって、

マドラーレイクでしか出来ない−とっておきのブライダルを
デザインしました。
 

会場は、ホテルオークラ別館最上階に04年春オープンした『バロン』。
ワインのコレクションでその名を知られている、プレスティージレストラン。


北側全ての大きな窓から、南欧風のテラコッタ色の壁と天井に光が溢れ、
臙脂とゴールドの厚手のドレーポリーや鍛鉄製のシャンデリア、極上の
飴色革で張られた椅子が独自の雰囲気と風格を醸しだしています。
 

メインダイニングの両端には、シガールームとロマネ・コンティの
葡萄畑のパノラマ写真が壁画となった別室がつながっています。


挙式は、そのパノラマ−ロマネ・コンティの畑に立つ十字架をして
別室をチャペルに見立てての人前式。

署名台には、アマリリスと葡萄に白い野の花をあしらって、式場と
ブルゴーニュの丘をつなぎました。

挙式のブーケは、白の花々を集めて円く束ねました。

スプレーバラの「トゥモロービューティー」 は、古典的な咲き方−純白の
数段重なる花弁の中心に金色の芯を見せ丸く開く美しいバラです。
この季節には珍しい八重の フリージャー「エレガンス」 が清々しく
香り立ち、純白の蘭−大輪のデンファレ がお二人の歩みと共に微かに
揺れます。

 

ご披露宴は、挙式で−ご親族一同が列席され、バージンロードが
貫いたダイニングを、一気に模様替え −中央に全長21メートル、
幅1、8メートルの一本テーブルをしつらえます。

お二人が入場される−シガールームからの扉には、たわわに実を
付けた葡萄の蔓がそこに生えているように絡めました。
ゲストの背後に並ぶアーンにも花々が咲きこぼれる −まるで南欧
のどこかのヴィラに移動したかと思わせる演出です。

−向かい合う方々の間が1,8メートル、そして長さが21メートル、
このような大きなテーブルの装花は、大きな花の垣根や、いくつかの島で、
飾るという通例−常識がありますが、 南畝は、3っつのタイプの小振りの
花器にいけた−ゲストの数と同じ数のアレンジメントを並べて、ヴォリューム
と華やかさと明るいリズムのある「花の帯」を創りだしました。

テーブル中央を飾る ローズピンクの「花の帯」。−お二人のお気持ちとして、
この宴の色や香りや思い出の−テーブルのアレンジメント を 各ゲストの
お家に記念にお持ち帰りいただく、
                   −マドラーレイクの花 ならではの、演出です。

披露宴のブーケは、ドレスに加わるテーマカラー「ローズピンク」を
中心に、濃淡とりどりのピンク〜ローズの大小の花々を、ご希望に
副って、花材の自然なままの カスケード に大きく束ねました。

サッシュ風にウエストに翻るローズピンクのサテン地と淡いピンクと
白の細いボーダー柄のジョーゼット は花嫁を一段と美しく飾ります。
−その2種類の端切れをいただいて、共布のリボン−幅5センチの
細帯を、このブーケを完成させるために縫い上げました。

会場の雰囲気−色やスタイルに合わせた、器や花を見つけていくこと・・は
とても楽しい−やり甲斐のある仕事です。

3度目のお打ち合わせには、テーブルのアレンジメントのシュミレーション
−実際に花を生けて、その様子をお見せして、お話を詰めました。

70点余のアレンジ−器の色と形が6通りある今回は、その順列−より美しい
組み合わせを創り出し−花々は自然の広がりに任せる分、器は整然と規則
正しく並べる−を20分以内に仕上げる、という緊張を伴うものでした。

点数もあり、時間の制約も大切なブライダルやパーティーのお仕事に
は、レッスンの生徒の皆さんにもお手伝いに参加いただきます。

ご自分の創作作品発表ではありませんが、日頃のお勉強−レッスンの
成果を確認−マドラーレイクの仕事に参加−技量を披露していただく、
晴れ舞台でもあります。

今回も、お手伝い下さった皆様、ありがとうございました。

さて、お二人が葡萄が絡まる扉からご登場されて、来賓の拍手の中を
上手へ、主賓席に並ばれました。

少し翳りだした外光が、キャンドルの灯りの微かな揺らめきをより趣き深い
ものにして行ってくれます。

お二人の思いの詰まったすばらしいおもてなし−見事なご披露宴の始まり
です。
マドラーレイクは、会場の専属・所属ではありません。
お客様のご依頼−「お持込み」で、担当させていただきました