『花強』
アジサイの仲間

 

 

 

かつては、庭に咲いているその一枝を切り取って来て、部屋の花瓶に挿し生けても、
すぐに水が下がって萎れてしまう−水揚げの悪い花の代表の一つで、切花としてはあまり流通してはいませんでした。

ニューヨークのマドラーレイクでは、花業界
や市場の常識に縛られたり、囚われる事なく、「生けたい花」「使いたい花」「生けるテーマに合った花」を(例えば切花として市場での取り扱いが無いようなら、)庭や自然、そして鉢植えから切り取って来て生ける!と言う事を、開業当初から行ってきました。
「切花」として出回っていない。と言う事にはそれなりの問題があることもあり、水揚げを始めとするケアの方法は、一からその都度その花に直接教わってきました。

ハイドランジャーもその一つ。東京スタジオでも5年前には、多くは「鉢植え」から切り
取って使っていました。
主にオランダからの輸入のアジサイは、最初「秋色」と呼ばれる緑化〜末枯れしたも
のが主でしたが、今は、色鮮やかな花盛り
のものがたくさん入るようになりました。

窓辺に置いたアジサイのアレンジ。
円錐形に花穂の伸びる カシワバアジサイ
花弁の外辺が起上がった小椀状の花「オタフク」と言う名の付く ウズアジサイ、白い
花の縁を薄紅色が括る セイヨウアジサイ「未来」、原種に近く趣深い ガクアジサイ
を生けています。