歴史を見てきた  ボ タ ン  Part Ⅱ 展 
 

 
 

 
 
『 直径 1インチ の ボタン に宿る デザインの精華 』
  

1980年代、初めて訪れたニューヨークで偶然出会った2つのボタン
南畝隆顕の ボタンのコレクションはそれから始まりました。

大学の後輩に頼まれて訪ねた アツパーイーストの『テンダーボタンズ』
金属の細板を嵌込んだ ストライプと,配置の法則が見えない ドット模様の
19C、英国製、ホーンボタン を見つけて「デザインということ」のお手本
-指針のように思えて、即購入。 
以来、それらと同じ 1インチ ボタンを集めて来ました。

 

      『 デザイン性 』  で選び集めたコレクション  
       
  以降、主にアメリカのボタン店、古着屋、蚤の市、そしてディーラー
  から、頭初は出会ったときに・・だったのが、次第に機会を設けては
  探しに出向いて集めるように。 20年で千個を超えたかと思います。
  -途中、何度か数えてみましたが、いつも千個辺りで中断、実際数は、
  僕自身でも掴んでいません。
  宇宙の星の数、砂漠の砂粒の量、もあるだろうボタンです。「数」を
  集める・・・のは、キリの無い途方もない事で、やる気も起きないですが、
  僕の場合-偶然に与えられた「 1 インチ径」で「優れたデザイン」
  
という『制約』によって、とても面白い収集・蒐集、ボタンを通して見えて
  来る歴史や文化の探求、になりました。
                      
 

 『歴史を見てきた ボタンたち PartⅡ』 

そのコレクションから、500余点を貸し出しての「ボタン展」 2012年秋
に次いで 2回目の展観を開催中。 (前回出展ボタンとの重複は2割まで。)

  
2015 2月1日(日) まで、  10:00 ~ 17:00
                   
      月曜日 休館
  
アクセサリーミュージアム 
    目黒区 上目黒 4-33-12
  
  ミュージアム入場料 一般1,000円 学生600円   (ボタン展も含む。) 
  お問合せ、 アクセサリーミュージアム     03-3760-7411
 

 
       『Part Ⅱ』  展示ボタン   ご紹介 (一部)
 
  伝世品として遡って収集可能な 
18世紀 の貴重なボタン

  * 蕾のような-古い形状を残す 「トグル」ボタン。
  * ヨーロッパの宮廷ボタン 「パスマントリ」 は、金属板や針金を利用。
  * 「ピンシャンク」 糸通し孔が軸として、素材を貫き意匠となっている。
  *  「目くらましボタン」は、鏡面仕上の金属の反射を貴石の代用とした。
   
 
 

     幕末~明治 の 日本 の 工芸技術  で作られたボタン
                        と、 それらの ヨーロッパ での展開

 * 「象牙」職人の見事な技と -「ヴィクトリアンガラス」による模倣、
   象牙の質感の再現から始まった-プラスチック「アイボロイド」や
   「セルロイド」の誕生。
   
 * 江戸の「金工」「木竹細工」「薩摩焼」 など職人技のボタン。

 
  20世紀 になってもボタンは、時代の最先端素材で作られる。

  * ジェット戦闘機のコックピットの風防用に開発された、強度、硬度、
  耐久性、そして、軽くて、透明度の高い特殊樹脂が「ルーサイト」。

  戦闘機 以外の用例は かわいい「ボタン」 になりました。
 

     19世紀       ヴィクトリアン ~ アール・ヌーボー

  ボタンコレクションが一番充実する-様々な素材、技法、意匠、
 サイズ、の ボタンが作られた時代から、
  
  * 「ペ-スト」は、ラインストーンとも呼ばれるジュエリー仕上げの釦。
  * 同じく ガラス「ビーズ」 のボタンも愛らしいです。
  * 「ポートレイト」モチーフ は、金属板のエンボスや、真珠貝を
  削った 「カメオ」製、彫刻の様な立体的な物から、陶磁器製、コイン、
  メダルの転用など その素材-技法は、多岐に渡ります。
  

 
  * そのほか、 「」のボタンや、「動物」意匠のボタンでの
                        「十二支」見立て、 などなど。 

  複数個所蔵 とか、評価しつつも「サイズ違い」!で→
コレクション
  から外れた-アンティークや ヴィンテージ のボタンの 
即売
  「 ポストカード 」の 販売 も行っています。

  
あと 2週間 となりました。 どうぞ 直径1インチの中に 時代の
  雰囲気や、素材の美しさ、驚くべき手業、見事な意匠にあっぱれな展開
  即ち 「デザイン」の 極み  をご覧になりにお出かけください。                 
                                      南畝 隆顕    敬白

 
1月19日(月曜)、1月25日(第4日曜)、26日(月曜)は、「休館」です。
ご注意ください。